クレオ・コイル(小川敏子 訳)『秘密の多いコーヒー豆』(ランダムハウス講談社)を読了。もし生豆の段階からカフェインレスのコーヒー豆があったとしたら……。そんな新種を巡るミステリー。中南米の独裁国家、世界のコーヒー市場、ヨーロッパの大手企業……、ニューヨークを舞台に繰り広げられるサスペンスアクション。
とまぁ、新種作物における知的所有権だとか、国際条約だとか、さまざまな蘊蓄がちりばめられ、面白いことは面白いのだが、肝心のストーリーの方は、ミステリーとしては少々冗長で散漫かと。主人公のクレア・コージーとマイク・クィン警部補との関係が進展していくのは、シリーズを読み続けている読者にとってはワクワクすることではあるのだが、今回起こる事件の数々については、過去のシリーズより必然性が希薄であるような気がする。(物語の奥行きも。)
ともあれバーチャル版ビレッジブレンドはコチラ
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