この Java for Mac OS X 10.5 アップデート 1 をインストールすることで、Java SE 6 バージョン 1.6.0_05 が、使用している Mac に追加される。このアップデートによって、すでにインストールされている J2SE 5.0 が上書きされることはない。また、デフォルトの Java バージョンが変更されることもない。
このアップデートの詳細については、以下の Web サイトを参照のこと。
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=307403-ja
2008年4月30日水曜日
2008年4月27日日曜日
ロストロポーヴィチ一周忌
20世紀後半最高のチェリスト、ロストロポーヴィチが亡くなって今日4/27でちょうど一年になる。指揮者としてもピアニストとしても活躍したが、やはり歴史に名を残すのは、チェリストとしてであろう。伸びやかで雄渾壮大な音楽作りは、一台のチェロがオーケストラにも匹敵するものであることを私に教えてくれた。(私の好みはヨー・ヨー・マではあるが。実演で聴いた彼の七色の音色は死ぬまで忘れないだろう。)ただ、芸術の世界に金字塔を打ち立てたのはチェリストとしてであったが、社会との関わりという点では、指揮者としての活動が何とも政治的な人ではあった。本人がどれほど自覚的であったのか、私には知る由も無いが。旧ソ連時代、体制に臆することなく堂々と反体制物理学者アンドレイ・サハロフを擁護したし、1970年にはソルジェニーツィンを匿い、4年間、別荘の車庫を仕事場として提供し続けた。そうしたことから当局から反体制演奏家のレッテルを貼られ、旧ソ連にて演奏活動禁止措置を被るに至り、結局1974年西側に亡命したのだった。
亡命してきた彼を西側諸国は歓呼をもって受け容れた。時は激動の70年代。だけど文化的には何ともビューティフルな70年代、米英のオーケストラは競って彼を指揮台に招き、1977年、彼は米国のワシントン・ナショナル交響楽団の音楽監督・常任指揮者に就任した。このCD《チャイコフスキー交響曲全集》は、こうした時代の1976年に録音された。( → HMV.co.jp)( → Amazon.co.jp)オケはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団。亡命早々にこのようなプロダクションが成立したのは、もちろんロストロポーヴィチの能力に依るところもあるが、西側の政財界あげてのサポートがあったことは云うまでもない。
このCDを聴いていると、オケの音作りにある種の懐かしさを感じてしまう。ロンドン・フィルのというよりも、もっと一般的な、世界中(西側)の音作りのトレンドといったものについてなのである。誤解を覚悟で一言で表現してしまうと、「大人数の弦楽器と広いコンサートホールへ対抗するために無理矢理テヌート気味に吹く管楽器」といった類の演奏スタイルである。当時、このスタイルでの押しも押されもしない横綱は、カラヤン/ベルリン・フィルのコンビであった。あれから30年、現代のトップオーケストラは、もはやこういう音作りを卒業したところで勝負している。隔世の感がする。演奏を聴いていて、こんなところに思いが至ったのも、ロストロポーヴィチの指揮に、稚拙なというか配慮の行き届かないところが感じられたからかもしれない。名チェリストも、シンフォニーの指揮者としては若干オフキャリアだったということか。それでも彼にしかできない表現は随所に聴き取れて、初期の交響曲の演奏は、柄が大きく、大らかなサウンドがなんとも魅力的だ。私は交響曲第3番《ポーランド》を、もう何回も繰り返し聴いている。逆に後期の交響曲では、過去の偉大な指揮者達の演奏に親しんでしまっているせいか、若干聴き劣りがしないでもない。
ロストロポーヴィチは大の親日家でもあった。新日本フィルハーモニー交響楽団での彼の肩書きは、生前も、そして現在も「フレンド・オヴ・セイジ」である。本人もこの肩書きが大変気に入っていたそうである。
2008年4月26日土曜日
Windows XP Professional
MacBook 上で動かしている Virtual Machine 用にと、Windows XP Professional のパッケージを新たに購入した。(経費でね。)Vista に比べて割高じゃないのかとか、いろいろ言われそうだが、だって要らねーんだもん、ビスタ。「Windows Vista で、あなたのライフスタイル変えてみませんか?」って、マイクロソフトに言われてもなぁ。リンゴをかじりながら「アナタとは仕事だけのお付き合いでいたいの、チュッ」ってのがワタシの返事である。そもそもマイクロソフトが「ライフスタイル」を語っている図って、ゴルフ大好きな成金オヤジがエコロジーを語っているような違和感を感じるんである。ま、アップルだって、いろいろ悪行はあるけれど、プライベートで付き合うならやっぱり Mac OS X かな。仕事でしか付き合わない者には、世間話もジョークも要らない。黙々とサクサクとルーチンで仕事をこなしてくれればいいんである。
モバイルSuica特急券
昨日は東京の文部科学省まで出張だった。いい機会だったので、往復ともモバイルSuica特急券を使ってみた。こりわベンリ。携帯電話一つで山形からすべての改札口を通過できたのはもちろんのこと、途中、売店の会計も、車内販売の支払いも、駅構内のレストランも、地下鉄もバスも、みんな携帯電話でオーケー。これはなかなかの快感。携帯電話には一枚の特急券しか保持することができないので、往復や乗り継ぎがある場合、データセンターと「預け入れ」「受け取り」という作業が発生するのが、利用にあたって多少わかりずらかった。ま、慣れの問題ではあるが。
山形県下でもジャスコのイオングループをはじめモバイルSuicaを利用できるところが増えてきた。良き哉。
2008年4月22日火曜日
会長への道
鈴々舎馬風『会長への道』(小学館文庫)を読了。私は昔から鈴々舎馬風という噺家が好きだ。もちろん芸風や落語の腕といったものもあるが、もっと人間くさいところでの話だ。馬風を見ていると、私は自分の幼少の頃を思い出す。小学校に上がる前後の、自分の人生がもっとも甘く淡かった頃のことだ。その頃、私の父の職場は上野のアメ横だった。そしてそこには馬風のような風貌と口ぶりの親父達がいて、私の相手をしてくれたものだった。アメ横に限らず、下町の雰囲気を色濃く残していた街には、必ずああいう人がいたものだ。
子供の頃、私は体が弱かった。医者の世話にならないときは無いといった感じだったが、私のかかりつけのお医者さんは、その風貌が馬風を思わせた。下町のべらんめェ口調で、私の診察をしてくれる。体が弱くて、すぐ挫けそうになる私をいつも励ましてくれた。大げさな話ではなく、彼がいなければ、いま私はこの世にいなかったかもしれない。もう引退してしまって、会うこともないが、私の一番の恩人である。これからの私の人生がどうなるかはわからないが、この人に少しでも近づけたらと思っている。
本書は10年以上前に、同じ題名で単行本として発売されていた。私はそれも読んでいたが、今回、文庫化にあたり、大幅に加筆修正されたようだ。というのも、文庫化されるまでに、馬風の周囲の状況が大きく変化したからだ。師匠の柳家小さんが亡くなった。親友の古今亭志ん朝が亡くなった。馬風本人は脳梗塞を経験した。そして、ネタ的に一番大きな変化は、ご本人が落語協会の会長になってしまったことだろう。何と言っても、馬風の持ちネタと云えば《会長への道》なのだから。この本、落語界の様々な人間模様を知ることができて楽しい。噺家の生態と哲学が、飾ることなく本音で語られているところが何とも良い。ただ、いまの若い人には、ウケないだろうなぁ。
ジュニアシート
うちの娘も大きくなってきたので、そろそろチャイルドシートからジュニアシートにシフトすることにした。そして今日、注文していた品物が届いた。(性懲りもなく、今回もネット通販だったりする。)どのメーカーのどんなシートにしようか、けっこう長い間悩んだのだが、結局チャイルドシートのときと同様、タカタのものを選ぶことにした。一見地味だが、シンプルな構造で、信頼性も高いかと思っている。
http://www.takata.com/
2008年4月21日月曜日
道路地図
先週の土曜日、ようやく新車が届いた。車を購入するたびに、やることがいくつかある。サングラスを新調するとか、道路地図を買い直すとか……etc。かつては、新車を買うたびに、合い鍵を作っていたものだが、我が家の車は2台ともインテリジェントキーになってしまって、その必要も無くなってしまった。カーナビが搭載されているのに、なぜ道路地図?と訝しむ向きもあろうが、現在位置を一目で把握して、大枠で行動計画を立てるには、地図帳に勝るものはないし、それ以前に、私は無目的に地図をながめているのが好きなのだ。新しい地図をひろげていると、それだけで気分が弾んでくる。さて今度の週末はどこへ行こうか。
昭文社 http://www.mapple.co.jp/
http://ec.shop.mapple.co.jp/shopdetail/001001000017/
http://ec.shop.mapple.co.jp/shopdetail/001003000005/
2008年4月18日金曜日
50周年記念ボックス
古楽の名門レーベル、ドイツ・ハルモニア・ムンディから設立50周年記念CDボックスがリリースされた。50周年にちなんでCD50枚組。「50枚なんて、いつ聴くんだよ?」と自分に突っこみつつ、ラインナップの魅力と5,348円という安さには勝てず購入。
( → HMV.co.jp)( → Amazon.co.jp)

ホントにいつ聴こう?とりあえず箱を開けて、CDが50枚ちゃんと入っていることだけは確認した。(これは Made in the EU なんだけど、かつてイタリア盤を購入したら、箱の中身が空だったということがあった。もちろん交換してもらったが……。)『ストラヴィンスキー自作自演ボックス』22枚組は、意地で全部聴いたけど、こんどは50枚だし、もうそんな元気はないなぁ。iTunesやiPodに取り込むだけでも大変そうだ。
聴く前から、すでにため息をついているワタクシ……。
( → HMV.co.jp)( → Amazon.co.jp)

ホントにいつ聴こう?とりあえず箱を開けて、CDが50枚ちゃんと入っていることだけは確認した。(これは Made in the EU なんだけど、かつてイタリア盤を購入したら、箱の中身が空だったということがあった。もちろん交換してもらったが……。)『ストラヴィンスキー自作自演ボックス』22枚組は、意地で全部聴いたけど、こんどは50枚だし、もうそんな元気はないなぁ。iTunesやiPodに取り込むだけでも大変そうだ。
聴く前から、すでにため息をついているワタクシ……。
旅立つマリニア
栗本薫『旅立つマリニア -- グイン・サーガ 120』(ハヤカワ文庫JA)を読了。次巻では大きく場面転換されるのだろう。舞台上の人物も大幅に入れ替わるのではないか。そんな予感を持たせる巻。少なくとも、フロリーとその息子は退場し、しばらくは登場しないだろう。
「話が進んでいない」ということで、ネット上の読者レビューでの評判は芳しくないようであるが、何十巻も前にネタ振りされていた事柄の一端が明らかになったりと、今後のストーリー展開に欠かせない要素がさりげなく散りばめられている。(暗雲を予感させる上手い書き方だと私は思う。)また、全120巻を通して読んできた者なら理解できるだろうが、この小説の執筆が開始された当初に作者の脳内のあったであろう全体のプロットが、この巻で再確認されているフシがある。
あとがきで、作者が膵臓ガンであったことが明かされた。公式サイトの近況報告でも、なかなか容易な病状ではないことが推察される。全快されることを多くの人が願っていると思う。
2008年4月17日木曜日
イー・モバイルのデータ通信
データ通信は高速で安価であるに越したことはない。山形市の中心部がイー・モバイルのサービスエリアとなり、東京を含め、私の行動エリアの大半がイー・モバイルでカバーされるようになったことに加え、その料金プランが私の使用パターンにマッチしていることもあって、今回データ通信カード D02HW を購入しイー・モバイルに加入した。

D02HW の購入と加入手続きはイー・モバイルの WEB サイトで OK。3営業日ほどで、宅配便で装置が届き手続きは終了。Windwos, Mac ともにセットアップは楽ちん。入手してすぐに使えるようになる。イー・モバイルのデータ通信の速度(下り)は、理論値では 7.2Mbps であるが、自宅と職場で試してみたところ、ピークで 628KB/s ほどの速度が出ていた。電波状況や通信条件や相手の能力にもよるのだろうが、ピークで楽々理論値の20%程度の速度は出るようだ。これは結構いいかも。
せっかく加入したのだし、パフォーマンスも良さげなので、これからバンバン使いまくるつもり。

D02HW の購入と加入手続きはイー・モバイルの WEB サイトで OK。3営業日ほどで、宅配便で装置が届き手続きは終了。Windwos, Mac ともにセットアップは楽ちん。入手してすぐに使えるようになる。イー・モバイルのデータ通信の速度(下り)は、理論値では 7.2Mbps であるが、自宅と職場で試してみたところ、ピークで 628KB/s ほどの速度が出ていた。電波状況や通信条件や相手の能力にもよるのだろうが、ピークで楽々理論値の20%程度の速度は出るようだ。これは結構いいかも。
せっかく加入したのだし、パフォーマンスも良さげなので、これからバンバン使いまくるつもり。
Safari 3.1.1
レンダリングエンジンに WebKit を採用した、アップル純正の Web ブラウザ Safari のアップデータ。動作スピードが劇的に向上した。Leopard 用と Tiger 用が別々に用意されている。(もちろん Windows 版もあり。)このアップデートには安定性、互換性、およびセキュリティに対する改善が含まれているので、全てのユーザはアップデートするべし。
このアップデートのセキュリティ関連の詳細については以下を参照のこと。
http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP
http://www.apple.com/jp/safari/
http://www.apple.com/jp/
このアップデートのセキュリティ関連の詳細については以下を参照のこと。
http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP
http://www.apple.com/jp/safari/
http://www.apple.com/jp/
2008年4月16日水曜日
桜@キャンパス
山形市でもようやく桜が咲いた。明日から天気は下り坂ということだったので、キャンパス内で何枚か写真を撮った。
まずは教養教育1号館前の桜。例年、キャンパス内の開花はこの桜が一番早い。枝ぶりもゴージャスで立派。樹下でお弁当をひろげれば、お花見気分が満喫できる。

増改築がなった理学部棟脇の桜。樹齢は相当いっている古木。幹を観察してみれば、いつ逝ってもおかしくないのだが、今年も花をつけてくれた。撮影に適したアングルを見出せなかったのは残念。理学部棟の半端臭いデザインが好対照。

いまはまだ履修登録期間中なので、多くの新入生は手持ち無沙汰で、キャンパス内をウロウロ。GWを過ぎればキャンパス内の雰囲気も落ち着きを取り戻すはず。

まずは教養教育1号館前の桜。例年、キャンパス内の開花はこの桜が一番早い。枝ぶりもゴージャスで立派。樹下でお弁当をひろげれば、お花見気分が満喫できる。

増改築がなった理学部棟脇の桜。樹齢は相当いっている古木。幹を観察してみれば、いつ逝ってもおかしくないのだが、今年も花をつけてくれた。撮影に適したアングルを見出せなかったのは残念。理学部棟の半端臭いデザインが好対照。

いまはまだ履修登録期間中なので、多くの新入生は手持ち無沙汰で、キャンパス内をウロウロ。GWを過ぎればキャンパス内の雰囲気も落ち着きを取り戻すはず。

2008年4月15日火曜日
梅干し
昨日は頭痛がして早めに帰宅した。帰路、ご近所の豆腐店の前を通りかかったら、まだ閉店していなかったので、久々に手作りの梅干しを買って帰ることにした。とても疲れていたのか、なんか無性に梅干しが食べたくなったんである。100g(4, 5粒くらい)で150円だから少し高価?けれども果肉が豊かで、とても美味。頭痛は取れないものの、ほどよい酸味で、体から疲労が抜けていくような爽やかな心地がありがたい。ただし塩分がキツイのは東北地方ならではか。私が撮ったこの写真、美味しそうに見えないのが何とも残念だ。写真の腕前だけはどうにもならんわね。仁藤商店 http://nitoh.jp/
世界の指揮者
吉田秀和『世界の指揮者』(ちくま文庫)を読了。吉田秀和というと、世間では、桐朋学園の前身「子供のための音楽教室」を開設し、小澤征爾、中村紘子、堤剛らを輩出し、日本の音楽教育に多大な貢献をした人という印象が持たれているかもしれない。たしか一昨年に文化勲章を受章したはずだが、受賞理由は何であったろう?何はともあれ長生きが必須の賞ではある。私にとっては、吉田秀和といえば、小林秀雄、中原中也らに連なる人という漠然としたイメージがある。文章家としてはどうだろう。大した名文家ではないと私なんかは思っているのだが、大佛次郎賞を受賞していたり、その評論の守備範囲の広さからすれば、私の感想なんぞは、取るに足らないものでしかない。そもそも「戦前の知性を代表する」といわれている小林秀雄が、私はからきし苦手で、どうも「日本の知性を代表する」評論というものと根本的に相性が悪いのかもしれない。その程度の知性ではある。
本書の前半は、1970年代までに書かれた評論がまとめられたもので、以前はラジオ技術社(新潮社)から『世界の指揮者』として刊行されていたものである。後半は、1980年代から2000年頃まで、朝日新聞や月刊誌「レコード芸術」に掲載されていた評論から主なものをピックアップしたものになっている。全部で550ページあまり。けっこう大部である。
私にとって興味深かったのは前半。私が本格的にというか意識的にクラシック音楽を聴き始めたのは、中学生の頃なのだが、それ以前の音楽界の状況なり、演奏芸術の在り方なり、業界のマネジメントやら各国のオケや劇場の状況やら、さまざまな事柄を、吉田秀和の体験と文章から知ることができて、自分のちっぽけな音楽体験に本書を連結させ補うことができた。また、指揮者ジョージ・セルの偉大さを再認識できたのも、個人的な収穫ではある。久しぶりにセルのベートーヴェンを聴きながら、自分の原点回帰といったものに想いを馳せた。
2008年4月13日日曜日
紅ほっぺ
いちごの近年のヒットは何と言っても「あまおう」だと思うが、今日、街の青果店でこの「紅ほっぺ」を見つけたので買ってみた。値段も手頃で、とても美味。果肉はジューシーで柔らかい。味にうるさいうちの娘も、無言でパクパク食べていた。これはいいかも。(果肉の芯の部分も柔らかい。)ハウス栽培のサクランボも見つけたが、こちらは(小さな)一箱が9,800円と、まったく手が出せなかった。産地に住んでいても、高価なものは高価なんだな。
静岡いちご通信 http://www.shizuoka-ichigo.jp/
博多あまおう http://www.fs-fukuoka.com/catalog/amaou/
2008年4月12日土曜日
Neujahrskonzert 2008
遅ればせながら今年のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートをDVDで見た。( → Amazon.co.jp)( → HMV.co.jp)コンサート会場は花いっぱいに飾られているし、実際の季節が春めいてから、こういう映像を楽しむのも悪くない。このコンサートは毎年お正月に世界中に生中継されることでも知られているが、私はもうこの中継を見なくなって久しい。(録画もしない。)TVの放映時間に自分の生活を合わせるのが面倒というのもあるが、近年、このコンサートの質が変わってしまったということも大きい。個人的にシュトラウス・ファミリーの音楽に、さほどの親近感をおぼえていないところをもってきて、レコード会社などコンサート周辺の商売気が年々露骨になってきていて、コンサート前には興が削がれてしまっているのだ。ウィーン・フィルの名コンサートマスター、ボスコフスキーが引退して後のニューイヤーコンサートについていえば、私は1987年のカラヤンと1989年のクライバーがピークであったと思っている。これまで、さまざまな指揮者が登場し、毎年のように新しいことが試みられてはいるが、肝心なのは(当たり前ではあるが)演奏の質と感興なのであって、近年はどうも気乗りがしない。2002年の小澤征爾も悪くはなかったが、ボスコフスキー、カラヤン、クライバーの演奏と比べてしまうと、どうしても色褪せてしまう。マゼール、アバド、メータ、アーノンクール等も然り……。
今年の指揮者がプレートルであると発表されたのはいつ頃のことだったか。日本での前評判はあまり芳しくないものだったと記憶しているが、私は悪くないのじゃないかと少し期待していた。ニューイヤー初のフランス人指揮者、歴代最高齢(プレートルは1924年生まれ)のニューイヤー登場と、音楽以外の話題が先行していたようだが、彼の職人的な腕前はそのキャリアが裏付けているし、フランス系とはいえ案外ウィーンにも縁が深い人ではあるし、また実際こういう祝祭的なコンサートでは独特のリードができる人なのだ。(このことはこのブログでも記事を書いたことがある。)
コンサートプログラムはプレートルの登場に合わせて、フランスに所縁のある曲がいくつか並べられている。開始の《ナポレオン行進曲》からして、オケの音ノリも良く、メンバーの表情も実際楽しそうだ。ウィーン・フィルに限らないが、オーケストラのメンバーの表情というのは、あまり嘘が無い。興醒めしているときは、そういう表情だし、事務的にルーチンで弾いているときは、やはりそういう表情になっている。このコンサートでは、映像に映し出されるメンバーの大半がとても楽しそうである。プレートルの指揮ぶりは相変わらず。その人工的な表情や仕草が、気に障るという人もいるようだが、オケはまったく気にしていないようだ。(当たり前か。)こういう映像を見ると「指揮者ってまだまだエライのだ」と感じ入る。プレートルの指揮は一見すると、ウィーン・フィルの演奏の上に乗っかっているだけのように見えるので、「フランス人が振りに来ても、けっきょく何もできなかったのじゃないか」と悪口を言われそうではある。しかしオケの音出しは思い切りが良く、ためらいが感じられないのは、リハーサルが十分に行われ、指揮者とオケの意思疎通が上手くいっている証拠である。オッフェンバックへの応答として作曲された《オルフェウス・カドリーユ》の演奏などは、プレートルとウィーン・フィルのコンビだからこそ、こんな高みに達することができたのではないかと思われる。
ポルカやギャロップでは指揮棒を持たず、ワルツでは指揮棒を持ってリードしているのも印象的だった。前者のような曲では、出だしが上手くいき、いったん巡航速度に入ってしまえば、指揮者が何もしない方が上手くいく。そのお手本のようなリードぶりではある。実際、若い指揮者の場合、こういった曲で下手にキューを出したりして、音楽を台無しにしてしまうことは、よくあることなのだ。定番曲、《皇帝円舞曲》と《美しく青きドナウ》では、曲の開始部で若干表情の硬さがある。いったん主部のワルツに入ってしまえば音楽は豊かで、そんなことは小さな瑕疵ではあるのだが。
なにはともあれ楽しいDVDだ。何回聴いても楽しい。ニューイヤーコンサートにこういう感想を持ったのは、本当に久しぶりのことだ。
2008年4月11日金曜日
新学期
私が勤務している大学も、入学式、オリエンテーションが終了し、今日から授業が始まった。朝1コマ目の授業の開始時刻は8:50なのだが、始業30分前の8:20には正門前通りに学生(ほとんどが新入生?)が溢れていた。毎年、春限定の朝の風景ではある。どうせ学期末まで、この緊張感は続くまい。私はといえば、今学期まだ一回も授業をしていないのに、気分はすでにマッタリとして、温泉にでも行きたくて仕方がない。格安温泉パックのチラシを眺めながら、しばし、今学期の授業計画に思いをめぐらした。まぁ、今学期も気楽にやるのだ。
注1:授業内容は気楽じゃないっす。(いまから予告。)
注2:うちの学長に似ているイラスト(フリー)を見つけたので掲載。
2008年4月8日火曜日
FREE TIBET
みっともないことになっているなぁ、聖火リレー。「安全のために一時トーチの火を消した」そうだが、だったらもはや聖火リレーじゃないじゃん。元来、私はこういうイベントが好きではないので、「トラブるなら、やめてしまえばいいじゃん」と思ったりするのだが、そうすると「不当な圧力に屈した」ということになってしまうのだろうか。「神聖」だとか「平和の象徴」だとか云われる聖火リレーだが、このように大々的に行われることについては、どうも商業主義的なニオイがして私は好きになれない。(なにはともあれ暴力行為は否定するが。)ここ山形市でも、チベットの旗を掲げているお寺があった。過去にも弾圧事件はあったはずだが、今回のように「チベットに自由を」と世界中で盛り上がるのもオリンピックイヤーだからか。1950年代、そもそも国際社会はチベットに無関心だった。そういう意味では、現状のチベットに対して、西側諸国もある種の共犯であるとは云える。
日本で行われる聖火リレーは無事にすむのだろうか。長野県も警備当局も、さぞ頭の痛いことだろう。
このサイトは盛り上がっている。(↓)
http://www.freetibet.org/
2008年4月7日月曜日
口内クレーター
いま私は機嫌が悪い。口内炎ができて美味しくご飯が食べられないからだ。先週のこと、なぜか立て続けに自分の口内を噛んでしまった。(小脳梗塞でも起こったかと思うほど、制御不能状態で自分の口内を何遍も噛んでしまった。)私の糸切り歯は結構鋭いのだが、それで口内の肉をグサリ。あぁ、今思い出しても激痛が走る。でもって一週間余り、下唇の内側にあった3個あまりの小さな穴は成長し、とうとう1個の大きなクレーターに。生まれてこのかた、こんな大きな口内炎は見たことないっす。上唇の内側にも口内炎はあるし、今日は一日、飲み食いの度に激痛が走っていたのであった。私の経験則では、治りかけが一番痛い。ということは明日はもう痛くないかも。そんな根拠レスな期待にすべてを託して、今日はもう寝てしまおうかと考えている。まぁ、これでも見て気分を取り直して……。
http://www.ueno-juri.com/
どこまで本人が書いているのかは知らないが、過去記事もなかなか興味深い。
http://www.ueno-juri.com/juriart/
2008年4月4日金曜日
車から出てきたCDたち
先日、TERRANO を業者に引き取ってもらった。日頃の整理の悪さが災いして、車からたくさんのガラクタが出てきたのだが、それらに混じって音楽 CD も多数。ドライブに音楽は欠かせない。これらの CD を眺めながら、徒然にさまざまなことを思い出した。
● Hello Goodbye - - 辛島美登里
ファンハウス時代の辛島美登里が好きだった。当時話題になったTVドラマは見ていなかったし、何がきっかけで聴くようになったのかは忘れてしまった。もしかしたらジャケ買いだったかもしれない。『タモリ倶楽部』というTV番組の中で、タモリが辛島美登里に向かって、「先生、先生」と呼んでいたことだけが妙に印象に残っている。このアルバムの中では《瞳・元気 - 都会のひまわり -》と《笑顔を探して》が好きな曲だ。辛島美登里をいくら聴いても、女心は永遠の謎である、私にとって。まぁ、どうでもいい話だが。この《Hello Goodbye》と《Zinc White》の2つのベストがあれば他にはいらない。《Zinc White》は、どこへ行っちゃったのやら。
● Abbey Road - - The Beatles
ビートルズの良さがなんとなくわかるようになったのは大学院生時代だろうか。高校生の頃には《Abbey Road》《LET IT BE》《 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band》の3枚のアルバムは持っていたが、当時は猫に小判だったと思う。今でも私の好みに変化は無い。「ビートルズで好きなアルバムは?」と訊かれれば「これら3枚」と答えるし、実際これら以外を聴くことはほとんど無い。中学時代から、なぜか私の身辺には熱心なファンがいて、不思議に思っていたのだが、よく考えてみれば「世界中にファンがいる」ということに過ぎないのだった。中学2年生のとき、「卒業生を送る会」でのクラスの出し物が《LET IT BE》に決まったのが、ビートルズとの本格的な出会いだった。なぜか私は、その演奏会の指揮者に指名されてしまい、しかたなく楽譜と向かい合いながら、その曲を聴く羽目になったのだ。ピアノが上手な女の子にアレンジをお願いしたり(けっこう可愛い子で緊張した)、「ビートルズをやるなら協力しない」なんていう不良少年をなだめすかしたりしながら(本気で怖かった)、放課後に自主練習をおこなったりした。中学生にとってはそれなりの紆余曲折を経ながらも、クラス全員で本番を迎えることができた。いま考えてみても大したものだったと思う。
● Delicate Sound of Thunder (Live) - - PINK Floyd
ピンク・フロイドが好きだ。と言うと変な顔をされる。いけませんか、ピンク・フロイド?それとも私がひとに与える印象とピンク・フロイドとが結びつかないのだろうか。こういう私だって、真夜中に《The Dark Side of the Moon》を聴きながら、誰もいない闇に向かって「フフフフフ……」と笑いかけることだってあるのだ。かつて村上龍だったと思うが、「ピンク・フロイドの音楽には、エネルギーを得るためだったら何でもやるみたいな無謀さがあって好きだ」というコメントを見かけたことがある。まぁ、たしかにそういうところも好きかもしれない。何はともあれ《Time》などで聴かれる、デヴィッド・ギルモアの泣きのギターだけでも、充分に楽しめるとは思う。私とピンク・フロイドの音楽との出会いは高校時代に遡る。私の1年先輩に、数学・物理がとてつもなくできる人がいた。ある日その人と雑談をしていたら、話題が自然と彼のクラスメイト(オーケストラ部員かつ文化祭実行委員長)への批判といったものになった。「あいつはヴィオラなんかはじめて下手の横好き」とか言い始めるから、「音楽好きなんですか?」と訊いたら「ピンク・フロイドが好き」という答えが返ってきた。数学・物理・化学に関しては天才肌の人だったので、ピンク・フロイドの音楽とはまったくミスマッチのような気がしていたものだが、ある日、両者を結びつける要素を発見して、私は驚喜した。彼はとてつもなく悪筆だったのだ。漢字、カタカナ、ひらがな、数字、アルファベット、ことごとく本人ですら判読困難なほど、字が下手だったのだ。宇宙人がやってきてミミズから教わったらこうなるのではないかというくらい下手くそな文字というか記号を書いていたのだった。その字面がピンク・フロイドの音楽にマッチしているような気がして、私はなんとなく嬉しくなってしまった。その後、彼は東大の物理工学科に進学したはずだ。「字が上手くなった」とは聞いていないから、入試の答案もさぞかし凄まじかったに違いない。話は変わるが《One of These Days》は、アブドーラ・ザ・ブッチャーやタイガー・ジェット・シンら悪役プロレスラーのテーマに使われていたことでも有名。
● The Best of 1980-1990 - - U2
1980年−1990年といえば、私の高校−大学−大学院時代に完全にオーバーラップする。楽しくも、一方で将来への漠然とした不安を抱えつつ、私もフツーにそこらへんの若者だった。日本はバブル景気に沸き、それに違和感を感じつつも、享楽的で物質的な快楽を享受することができた学生時代。いろいろなものに手を出しては挫折していた一方で、U2の音楽は、その時代には私の人生と交錯することはなかった。当時、私の知らない世界で、こういう音楽を作っている人達がいた。社会人になってしばらくたって、私はそれを知った。《With or Without You》はTVドラマに使われていたはずだが、私には思い出せない。《Where the Streets Have No Name》は私の好きな曲だ。これが久米宏の『ニュースステーション』のオープニングに使われたときは、素直に嬉しかった。比較的見る機会の多いTV番組だったから。U2の音楽は、どこかセンチメンタリズムとは無縁ではいられないようだ。そんなところも好きなのだと思う。
● POISON - - REBECCA
レベッカは昔からよく聴いた。レベッカの数あるアルバムの中でも、私はこの《Poison》が一番好きだ。アルバムトータルのクォリティが高く、曲のバランスがいい。《Moon》や《真夏の雨》は人気曲だが、私は《Tension Living with Muscle》や《Nervous But Glamorous》や《Olive》が好きだ。アルバム全体のサウンドは乾いてはいるが、音に無駄がなく統一感がある。パーカッションはパワーよりもキレで勝負している様が潔い。NOKKOのヴォーカルも音ノリがいい。自由気ままに歌っているようでいて、音楽からの踏み外しは皆無。全体的に贅肉を削ぎ落としたサウンドが心地好い。《Nervous But Glamorous》はSONYのコンポのTVCMに使われていたと思う。こちらは今にして思えば、なんともバブリーなTVCMではあった。
● 川の流れのように - - 美空ひばり
《悲しき口笛》からはじまって《川の流れのように》まで代表的な26曲が収録されている。たまにだが無性に美空ひばりが聴きたくなるときがある。《リンゴ追分》や《お祭りマンボ》は好きな曲だ。《柔》、《真赤な太陽》、《愛燦燦》、《川の流れのように》なんていうのもいい。運転中、CDに合わせて口ずさむ。ロングドライブの眠気覚ましに吉。年を取るに連れ、眠気に対する抵抗力が弱くなってきた。まぁ、眠気覚ましには、アニソンを大声で歌うっていう方が演歌より効果的なのではあるが。パチンコ台に「美空ひばり」というのがあるらしい。どいうものなのか、どういう遊び方をするものなのか、ご存知の方がいらっしゃいましたら私に教えてくださいませ。
● ちょんまげ天国 − TV時代劇音楽集
私が子どもの頃は、時代劇がたくさんあった。時代考証はめちゃくちゃだったが、エンターテイメントとしては、普通のTVドラマより面白かったと思う。このCDは『水戸黄門』から『必殺シリーズ』まで、多くの時代劇の主題歌やテーマ曲を集めたもので、仕掛け人はペリー荻野。このCD、私にとって涙が出るほど嬉しかったのが、『大江戸捜査網』(知ってます?)のオープニングテーマ曲がフルバージョンで収録されていること。曲を聴きながら、若かりし頃の里見浩太郎を思い出す。『風と雲と虹と』のテーマ曲を歌う加藤剛の声が聴けるのも貴重。音楽サイドから見ると、『江戸を斬るII』の主題歌《ねがい》を歌う西郷輝彦、『新五捕物帳』の主題歌《江戸の黒豹》を歌う杉良太郎がいい。宮前ユキが歌う『浮浪雲』の主題歌《GIVE UP》も懐かしい。幸か不幸か、私が桃井かおりという女優を知ったのは、このドラマが最初だった。(主人公の浮浪雲は渡哲也。)『水戸黄門』、『銭形平次』、『遠山の金さん』、『大岡越前』等々、熱心に見ていたなぁ。私はやっぱりテレビっ子だったのね。
● タイムボカン − 名曲の夕べ
アニメ『タイムボカンシリーズ』で使われた音楽から50曲を集めた2枚組。『タイムボカン』、『ヤッターマン』、『ゼンダマン』、『オタスケマン』、『ヤットデタマン』、『逆転イッパツマン』、『イタダキマン』の音楽をメインで担当したのは山本正之。このCDでは、もちろん大半をご本人が歌っている。私は『ヤッターマン』から『オタスケマン』あたりを熱心に見ていたと思う。勧善懲悪のヒーローものなのに、シリーズを通して、悪役が主役という構成も珍しい。いまでも心に残る、私にとっては最高のギャグアニメシリーズだ。現在、リメイクされた『ヤッターマン』は、うちの娘が楽しみに見ている。このリメイク版では「30年前と同じセリフを言ってるんじゃないわよ!」なんていうセリフがあったりして笑える。《おだてブタ》のような遊びは、いまの番組では許されないんだろうなぁ。今は亡き鈴木ヒロミツの歌声が聴ける《ヤットデタマン・ブギウギ・レディ》は貴重かも。ドライブ中にこのCDをかけると元気がでる。カラ元気でも元気は元気。眠気を吹き飛ばすことが何よりも重要なのだ。一緒に歌えば効果大。真夜中に「キラキラ キラキラ スタースター」なんて歌っていたりしたのだった。
● ルパン三世 − ’71 ME TRACKS
山下毅雄をご存知か?通称ヤマタケ。現在、テレビやラジオなど日本の放送音楽で、何の抵抗もなくモダンジャズのテンションコードが使われたりしているが、それは彼に依るところが大きい。『ルパン三世(TV第1シリーズ)』の音楽が、全編ジャズ調なのは、この山下毅雄が音楽を担当したからである。ほかに有名どころでは、『七人の刑事』、『クイズタイムショック』、『パネルクイズアタック25』、『大岡越前』、『時間ですよ』、『鬼平犯科帳』、『スーパージェッター』、『ガンバの冒険』、『ジャイアントロボ』その他多くの映画音楽など、枚挙にいとまがない。このCDのタイトルは《’71 ME TRACKS》となっているが、それは文字通りMEテープ(音楽と効果音から構成される音素材テープ)から復元されて、CD制作が行われているからだ。残念なことにオリジナルの音楽テープは失われてしまっていて、私達はもうヤマタケ制作の音源を聴くことができない。だが運転中のBGMとして聴く分には、銃声やカーアクションや足音などが入っている方が適度に臨場感があって楽しい。また、今は亡き山田康夫や納谷悟朗の声が入っているトラックもあり、懐かしい気分にもなれる。
● Hello Goodbye - - 辛島美登里
ファンハウス時代の辛島美登里が好きだった。当時話題になったTVドラマは見ていなかったし、何がきっかけで聴くようになったのかは忘れてしまった。もしかしたらジャケ買いだったかもしれない。『タモリ倶楽部』というTV番組の中で、タモリが辛島美登里に向かって、「先生、先生」と呼んでいたことだけが妙に印象に残っている。このアルバムの中では《瞳・元気 - 都会のひまわり -》と《笑顔を探して》が好きな曲だ。辛島美登里をいくら聴いても、女心は永遠の謎である、私にとって。まぁ、どうでもいい話だが。この《Hello Goodbye》と《Zinc White》の2つのベストがあれば他にはいらない。《Zinc White》は、どこへ行っちゃったのやら。● Abbey Road - - The Beatles
ビートルズの良さがなんとなくわかるようになったのは大学院生時代だろうか。高校生の頃には《Abbey Road》《LET IT BE》《 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band》の3枚のアルバムは持っていたが、当時は猫に小判だったと思う。今でも私の好みに変化は無い。「ビートルズで好きなアルバムは?」と訊かれれば「これら3枚」と答えるし、実際これら以外を聴くことはほとんど無い。中学時代から、なぜか私の身辺には熱心なファンがいて、不思議に思っていたのだが、よく考えてみれば「世界中にファンがいる」ということに過ぎないのだった。中学2年生のとき、「卒業生を送る会」でのクラスの出し物が《LET IT BE》に決まったのが、ビートルズとの本格的な出会いだった。なぜか私は、その演奏会の指揮者に指名されてしまい、しかたなく楽譜と向かい合いながら、その曲を聴く羽目になったのだ。ピアノが上手な女の子にアレンジをお願いしたり(けっこう可愛い子で緊張した)、「ビートルズをやるなら協力しない」なんていう不良少年をなだめすかしたりしながら(本気で怖かった)、放課後に自主練習をおこなったりした。中学生にとってはそれなりの紆余曲折を経ながらも、クラス全員で本番を迎えることができた。いま考えてみても大したものだったと思う。● Delicate Sound of Thunder (Live) - - PINK Floyd
ピンク・フロイドが好きだ。と言うと変な顔をされる。いけませんか、ピンク・フロイド?それとも私がひとに与える印象とピンク・フロイドとが結びつかないのだろうか。こういう私だって、真夜中に《The Dark Side of the Moon》を聴きながら、誰もいない闇に向かって「フフフフフ……」と笑いかけることだってあるのだ。かつて村上龍だったと思うが、「ピンク・フロイドの音楽には、エネルギーを得るためだったら何でもやるみたいな無謀さがあって好きだ」というコメントを見かけたことがある。まぁ、たしかにそういうところも好きかもしれない。何はともあれ《Time》などで聴かれる、デヴィッド・ギルモアの泣きのギターだけでも、充分に楽しめるとは思う。私とピンク・フロイドの音楽との出会いは高校時代に遡る。私の1年先輩に、数学・物理がとてつもなくできる人がいた。ある日その人と雑談をしていたら、話題が自然と彼のクラスメイト(オーケストラ部員かつ文化祭実行委員長)への批判といったものになった。「あいつはヴィオラなんかはじめて下手の横好き」とか言い始めるから、「音楽好きなんですか?」と訊いたら「ピンク・フロイドが好き」という答えが返ってきた。数学・物理・化学に関しては天才肌の人だったので、ピンク・フロイドの音楽とはまったくミスマッチのような気がしていたものだが、ある日、両者を結びつける要素を発見して、私は驚喜した。彼はとてつもなく悪筆だったのだ。漢字、カタカナ、ひらがな、数字、アルファベット、ことごとく本人ですら判読困難なほど、字が下手だったのだ。宇宙人がやってきてミミズから教わったらこうなるのではないかというくらい下手くそな文字というか記号を書いていたのだった。その字面がピンク・フロイドの音楽にマッチしているような気がして、私はなんとなく嬉しくなってしまった。その後、彼は東大の物理工学科に進学したはずだ。「字が上手くなった」とは聞いていないから、入試の答案もさぞかし凄まじかったに違いない。話は変わるが《One of These Days》は、アブドーラ・ザ・ブッチャーやタイガー・ジェット・シンら悪役プロレスラーのテーマに使われていたことでも有名。● The Best of 1980-1990 - - U2
1980年−1990年といえば、私の高校−大学−大学院時代に完全にオーバーラップする。楽しくも、一方で将来への漠然とした不安を抱えつつ、私もフツーにそこらへんの若者だった。日本はバブル景気に沸き、それに違和感を感じつつも、享楽的で物質的な快楽を享受することができた学生時代。いろいろなものに手を出しては挫折していた一方で、U2の音楽は、その時代には私の人生と交錯することはなかった。当時、私の知らない世界で、こういう音楽を作っている人達がいた。社会人になってしばらくたって、私はそれを知った。《With or Without You》はTVドラマに使われていたはずだが、私には思い出せない。《Where the Streets Have No Name》は私の好きな曲だ。これが久米宏の『ニュースステーション』のオープニングに使われたときは、素直に嬉しかった。比較的見る機会の多いTV番組だったから。U2の音楽は、どこかセンチメンタリズムとは無縁ではいられないようだ。そんなところも好きなのだと思う。● POISON - - REBECCA
レベッカは昔からよく聴いた。レベッカの数あるアルバムの中でも、私はこの《Poison》が一番好きだ。アルバムトータルのクォリティが高く、曲のバランスがいい。《Moon》や《真夏の雨》は人気曲だが、私は《Tension Living with Muscle》や《Nervous But Glamorous》や《Olive》が好きだ。アルバム全体のサウンドは乾いてはいるが、音に無駄がなく統一感がある。パーカッションはパワーよりもキレで勝負している様が潔い。NOKKOのヴォーカルも音ノリがいい。自由気ままに歌っているようでいて、音楽からの踏み外しは皆無。全体的に贅肉を削ぎ落としたサウンドが心地好い。《Nervous But Glamorous》はSONYのコンポのTVCMに使われていたと思う。こちらは今にして思えば、なんともバブリーなTVCMではあった。● 川の流れのように - - 美空ひばり
《悲しき口笛》からはじまって《川の流れのように》まで代表的な26曲が収録されている。たまにだが無性に美空ひばりが聴きたくなるときがある。《リンゴ追分》や《お祭りマンボ》は好きな曲だ。《柔》、《真赤な太陽》、《愛燦燦》、《川の流れのように》なんていうのもいい。運転中、CDに合わせて口ずさむ。ロングドライブの眠気覚ましに吉。年を取るに連れ、眠気に対する抵抗力が弱くなってきた。まぁ、眠気覚ましには、アニソンを大声で歌うっていう方が演歌より効果的なのではあるが。パチンコ台に「美空ひばり」というのがあるらしい。どいうものなのか、どういう遊び方をするものなのか、ご存知の方がいらっしゃいましたら私に教えてくださいませ。● ちょんまげ天国 − TV時代劇音楽集
私が子どもの頃は、時代劇がたくさんあった。時代考証はめちゃくちゃだったが、エンターテイメントとしては、普通のTVドラマより面白かったと思う。このCDは『水戸黄門』から『必殺シリーズ』まで、多くの時代劇の主題歌やテーマ曲を集めたもので、仕掛け人はペリー荻野。このCD、私にとって涙が出るほど嬉しかったのが、『大江戸捜査網』(知ってます?)のオープニングテーマ曲がフルバージョンで収録されていること。曲を聴きながら、若かりし頃の里見浩太郎を思い出す。『風と雲と虹と』のテーマ曲を歌う加藤剛の声が聴けるのも貴重。音楽サイドから見ると、『江戸を斬るII』の主題歌《ねがい》を歌う西郷輝彦、『新五捕物帳』の主題歌《江戸の黒豹》を歌う杉良太郎がいい。宮前ユキが歌う『浮浪雲』の主題歌《GIVE UP》も懐かしい。幸か不幸か、私が桃井かおりという女優を知ったのは、このドラマが最初だった。(主人公の浮浪雲は渡哲也。)『水戸黄門』、『銭形平次』、『遠山の金さん』、『大岡越前』等々、熱心に見ていたなぁ。私はやっぱりテレビっ子だったのね。● タイムボカン − 名曲の夕べ
アニメ『タイムボカンシリーズ』で使われた音楽から50曲を集めた2枚組。『タイムボカン』、『ヤッターマン』、『ゼンダマン』、『オタスケマン』、『ヤットデタマン』、『逆転イッパツマン』、『イタダキマン』の音楽をメインで担当したのは山本正之。このCDでは、もちろん大半をご本人が歌っている。私は『ヤッターマン』から『オタスケマン』あたりを熱心に見ていたと思う。勧善懲悪のヒーローものなのに、シリーズを通して、悪役が主役という構成も珍しい。いまでも心に残る、私にとっては最高のギャグアニメシリーズだ。現在、リメイクされた『ヤッターマン』は、うちの娘が楽しみに見ている。このリメイク版では「30年前と同じセリフを言ってるんじゃないわよ!」なんていうセリフがあったりして笑える。《おだてブタ》のような遊びは、いまの番組では許されないんだろうなぁ。今は亡き鈴木ヒロミツの歌声が聴ける《ヤットデタマン・ブギウギ・レディ》は貴重かも。ドライブ中にこのCDをかけると元気がでる。カラ元気でも元気は元気。眠気を吹き飛ばすことが何よりも重要なのだ。一緒に歌えば効果大。真夜中に「キラキラ キラキラ スタースター」なんて歌っていたりしたのだった。● ルパン三世 − ’71 ME TRACKS
山下毅雄をご存知か?通称ヤマタケ。現在、テレビやラジオなど日本の放送音楽で、何の抵抗もなくモダンジャズのテンションコードが使われたりしているが、それは彼に依るところが大きい。『ルパン三世(TV第1シリーズ)』の音楽が、全編ジャズ調なのは、この山下毅雄が音楽を担当したからである。ほかに有名どころでは、『七人の刑事』、『クイズタイムショック』、『パネルクイズアタック25』、『大岡越前』、『時間ですよ』、『鬼平犯科帳』、『スーパージェッター』、『ガンバの冒険』、『ジャイアントロボ』その他多くの映画音楽など、枚挙にいとまがない。このCDのタイトルは《’71 ME TRACKS》となっているが、それは文字通りMEテープ(音楽と効果音から構成される音素材テープ)から復元されて、CD制作が行われているからだ。残念なことにオリジナルの音楽テープは失われてしまっていて、私達はもうヤマタケ制作の音源を聴くことができない。だが運転中のBGMとして聴く分には、銃声やカーアクションや足音などが入っている方が適度に臨場感があって楽しい。また、今は亡き山田康夫や納谷悟朗の声が入っているトラックもあり、懐かしい気分にもなれる。
Keynote 4.0.3
iWork '08 に含まれるプレゼンテーションソフト Keynote '08 のアップデータ。サイズの大きな書類を扱う作業時のパフォーマンスと安定性に関する問題が解決した。
http://www.apple.com/jp/iwork/
http://www.apple.com/jp/iwork/keynote/
http://www.apple.com/jp/iwork/
http://www.apple.com/jp/iwork/keynote/
2008年4月3日木曜日
iTunes + QuickTime + Front Row アップデータ
● QuickTime 7.4.5
QuickTime 7.4.5 では、拡張機能の信頼性が改善され、他社製アプリケーションとの互換性が向上し、また、セキュリティの問題が解決がされている。このアップデートのセキュリティ関連の内容についての詳細は以下を参照のこと。
http://www.info.apple.com/kbnum/n61798-ja
● iTunes 7.6.2
iTunes 7.6.2 には、安定性とパフォーマンスを改善する修正が含まれている。
● Front Row 2.1.3
このアップデートでは、不具合が修正され、「iTunes」との互換性が改善されている。
QuickTime 7.4.5 では、拡張機能の信頼性が改善され、他社製アプリケーションとの互換性が向上し、また、セキュリティの問題が解決がされている。このアップデートのセキュリティ関連の内容についての詳細は以下を参照のこと。
http://www.info.apple.com/kbnum/n61798-ja
● iTunes 7.6.2
iTunes 7.6.2 には、安定性とパフォーマンスを改善する修正が含まれている。
● Front Row 2.1.3
このアップデートでは、不具合が修正され、「iTunes」との互換性が改善されている。
石井桃子さん亡くなる
『ノンちゃん雲に乗る』で知られる児童文学者の石井桃子さんが亡くなった。この人がいなければ、『クマのプーさん』も『ピーター・ラビット』も日本にいなかったかもしれない。少なくとも、日本における海外児童文学の受容の歴史は、違ったものになっていただろう。それにしても享年101歳とは長生きだ。ご冥福をお祈り申し上げます。
http://www.asahi.com/obituaries/update/0403/TKY200804020363.html
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/080402/bks0804022354003-n1.htm
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008040302000550.html
http://www.asahi.com/obituaries/update/0403/TKY200804020363.html
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/080402/bks0804022354003-n1.htm
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008040302000550.html
2008年4月2日水曜日
子ども脳の大人になろう
高畑好秀『子ども脳の大人になろう』(ソニー・マガジンズ新書)を読了。昨今の新書ブーム、今度は「ソニー・マガジンズ新書」の創刊だそうだ。中堅以上の書店を訪れれば、どのお店でも比較的良い場所に新書が平積みされていて、かなりのスペースを占めている。こんな状況、私の学生時代には考えられなかった。新書といえば、岩波新書、中公新書、講談社現代新書といったところで、そのラインナップはなんとも硬派。これらの本を読むのは、もっぱらお勉強のためだった。ところが、いまや新書という体裁で発行される本の多くは、かつての「実用書」の延長線上にあるもののようだ。本書もそうしたものの一冊であろう。
それにしても薄っぺらな内容だこと。あっという間に読んじまったぞ。これで780円は高いなぁ。もっとも、ソニー・マガジンズ新書のラインナップを見るに、責められるべきは、著者の高畑氏よりも、編集者や出版社の方かもしれないが。「お手軽にワカル」本が売れるのは道理だとは思うが、それ一辺倒っていうのもどうか。
(1) 大人の失礼は子どもの当たり前
(2) つまらない大人にならないために
(3) 常識を変える脳の若返りトレーニング
章立ては、ざっとこんな感じ。全部で50節あり、各節は3ページほど。風呂でも、トイレでも、通勤中でも、どこでも読める。そこが取り柄か。内容はスポーツ心理学、メンタルトレーニングに関するカルチャースクール的なもの。ていうかカルチャースクールのテキストでしょ、これ。
2008年4月1日火曜日
研究室のBGM 今月の一枚

パガニーニ
ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品6
シュポア
ヴァイオリン協奏曲 第8番 イ短調 作品47 《劇唱の形式で》
ヒラリー・ハーン (vn)
大植 英次 指揮
スウェーデン放送交響楽団
(X/2005, II/2006)
( → Amazon.co.jp)( → HMV.co.jp)
いうまでもなくクラシック音楽は長い歴史を持っている。(たとえば今年はベートーヴェンの《運命交響曲》が初演されてちょうど200年にあたる。)それなのに現代になっても、このヒラリー・ハーンのような才能が次から次へと登場してくるのだから、奥が深くとも恐ろしい世界ではある。
この2曲はヴァイオリン・ソロの超絶技巧が要求されることで、つとに有名であるが、ハーンの演奏は(CDで聴く限りでは)そのような超絶技巧に苦労しているような素振りをまったく感じさせない。技術的な余裕がたっぷりあり、曲の隅から隅まで弾ききっている。ただ皮肉なことに、奏者に技術的な余裕があればあるほど、曲本来の中身の平凡さが際立ってきてしまう。パガニーニもシュポアもベートーヴェンとほぼ同時代人であるが、こういった点が仇となっているのか、彼らの曲はいまだに、ベートーヴェンと比肩し得るような「歴史的名曲」という評価を受けることができないでいる。(今後もそれは変わらないだろう。)ただし仕事中のBGMということでいえば、こういう「無内容」はありがたい。必要以上に音楽に気が逸らされることがないからだ。

ハーンのソロをサポートしている大植英次の指揮も要所要所をおさえた見事なものだ。惜しむらくは、オーケストラの音に、いっそうの身軽さやレスポンスの鋭さが欲しいところだ。響きは充実していて構成感はあるのだから、いささか残念ではある。先日リリースされた、シェーンベルクとシベリウスのヴァイオリン協奏曲のCDでも、ハーンの伴奏を務めたのはサロネン指揮するスウェーデン放送交響楽団だった。ドイツ・グラモフォンといえば大レーベルであるのに、他のオケを録音で使えない契約上の問題でもあるのだろうか。ちょっと知りたいところではある。
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